お父さん、お母さん、改めて手紙を書くのは照れくさいものですね。
家の居心地が良すぎたせいか、大分長居をしてしまった娘から、人生の節目のこの日に、気持ちを伝えさせてください。
数年前の私の誕生日に、お母さんからもらったメール、覚えていますか?
10月の秋晴れの日、私が生まれて本当に幸せだった、というあのメールです。
あのメールをもらって、私は幸せで、ちょっと泣きました。
お母さん、元気で明るくて、ちょっと抜けているお母さんは、私の最高のお母さんです。
夕食の後、台所で意味もなくマイムマイムを一緒に踊ってくれるようなお母さんは、滅多にいません。
温かい愛情をたっぷり注いでくれて、本当にありがとう。
お父さん、毎年5月が待ちきれず、凧揚げに浮かれ騒ぐ、私のこの血は、間違いなくお父さんから受け継ぎました。
祭りのためだけに、長男になりたかったと何度思ったことでしょう・・・。
でも実は、このお父さんから受け継いだ祭り女の精神は私の原点であり、誇りであったりします。
小さいとき、我侭なボス姉ちゃんだった私は、いっぱい喧嘩していたけれど、今では、中々、仲良くやっています。
安心してくださいね。
妹弟がいたからこそ、今の私があるのだと思えます。
大人になった今、彼らがいてくれて、本当に幸せだと思っています。
3人の妹と弟を私に与えてくれて、本当にありがとう。妹と弟は、私の宝物です。
反発したり、喧嘩したり、いっぱい心配かけました。
お父さんに、怒られて鞄を外に捨てられて、泣きながら拾いに行った事もありました。
電話口でお母さんに泣かれても、意地になっていたこともありました。
生意気で扱いにくい娘だったと思っています。
いっぱい心配かけて、ごめんなさい。
高校を卒業して、一人暮らしを始めて、両親の有難味を実感しました。
どれだけ自分が甘えていたのか、大事にされて幸せに暮らしてきたのか・・・。
お父さん、お母さん、素敵な家族を本当にありがとう。
これから、新しい家庭を作って行きます。
まだまだ、二人に迷惑をかけたりすることもありそうです。
でも、頑張って、二人の様な家庭を作っていきたいと思っています。
お父さん、お母さん、今まで本当にありがとう。
そして、これからもどうぞよろしく。
「お父さん、お母さんのエピソード、兄弟への思い出と感謝など今まで育ってきた家族への思い出とともにありがとうが伝えられる手紙になっています。参考にしていただければとおもいます」